3つの宝箱

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

昭和ガメラその素晴らしき怪獣世界

 前回の記事で私が昭和ガメラを好きな理由を書かせていただきました。しかし昭和ガメラの魅力については、充分書き尽くせませんでしたので、今回書かせていただきます。

 前回書かせていただいたように昭和ガメラの最大の魅力は、ガメラを「子供の味方」と位置付けて、徹底的に娯楽性を追求しているところです。
 ではこの路線はいつから確立されたのでしょう。
それには昭和ガメラシリ―ズをト―タルで振り返る必要があります。
昭和ガメラシリ―ズは全7作です。
「ガメラ」「ガメラ対バルゴン」「ガメラ対ギャオス」「ガメラ対バイラス」「ガメラ対ギロン」「ガメラ対ジャイガ―」「ガメラ対ジグラ」の7作品です。
 この中では「ガメラ」と「ガメラ対バルゴン」の
2作は大人も観られるように作られてます。言い換えるとそこまで子供向けにシフトされていないということです。
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私が思うに転換期は、「ガメラ対ギャオス」です。
この映画では、映画の初期段階からギャオスが登場し、子供を飽きさせないようにと言う製作側の意図が感じられます。
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怪獣同士のバトルシ―ンもふんだんに描かれて、終始子供が見ても飽きないように作られてます。
ギャオスの超音波メス対ガメラの火炎噴射の戦いは、ワクワクしました。ガメラが最後にギャオスを倒す時に、富士山の火口の中にギャオスを引きづりこむシ―ンは、怪獣映画の中でも屈指の名場面です。私はこの「ガメラ対ギャオス」が一番好きですし、間違いなく昭和ガメラの最高傑作と思っています。
 特筆すべきは、この映画で初めてガメラが「子供の味方」と定義つけられたことです。

 この対ギャオス以降完全にガメラ映画は、子供をタ―ゲットにシフトチェンジして、子供が楽しめる娯楽性が追求されています。
そのためテレビで放送されるのも、この対ギャオス以降の作品が繰り返し放送されてました。
  
 具体的にその娯楽性を列記すると第4作の対バイラスでは、対ギャオス同様バイラスも早い段階で登場します。そしてこの映画からガメラ映画の定番の日本人と外国人の子供のペアが登場し、スト―リを展開させ子供が見て非常に分かりやすい作りになってます。
 作品の終盤でバイラス星人が合体してバイラスが巨大化するという子供が喜びそうなシ―ンもあります。
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 この娯楽性を追求する流れは5作目以降も続き、
5作目の対ギロンでは、ギャオス対ギロンの悪役同士の対決も実現しています。これは言わばガメラへの挑戦権をかけた悪役同士の対決と言えます。そうかって国際プロレスでラッシャ―木村への挑戦権を争って、アレックス・スミルノフとオックス・ベ―カ―が対決したように。
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このギャオス対ギロンの対決は、当時の私を含む子供達は大喜びしたものです。
 
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 このようにガメラ映画は、限られた予算で、どうすれば子供達を楽しませられるかを常に考えて作られていました。それは対ジャイガ―、対ジグラでも変わることはありませんでした。
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その製作陣の想いが、私達当時の子供達に伝わり人気を得ていたのだと思います。

 大人になった今、昭和ガメラを観るとそこまで楽しめるかどうか分かりません。特撮のレベルも今の基準で観ると稚拙に感じて、あらが目立つかもしれません。
ただあの時映画を観ながらワクワクした気分は思い出せるのではと思います。それで充分かなとは個人的には思います。
当時、子供達を楽しませようと熱い想いで、ガメラを作ってくれた大映の製作陣に敬意を表します。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。