3つの宝箱(あるいは思い出という名の公園)

私にとっての3つの宝物といえるプロレス・映画・学生時代の思い出や、日々の雑感を語るブログです。

立命館大学の思い出その4(1987年の前田日明)

3回生の11月にプロレスラーの前田日明の講演会が
以学館でありました。
当時前田は新日本プロレスに在籍していました。第1次UWF が経営的に行き詰まり、新日本プロレスに戻って来たわけです。
新日本プロレスでは、前田は常に危険な香りを漂わせ、アンドレとのセメントマッチやドン・中谷・ニールセンとの格闘技戦で評価を上げ、猪木に代わる「新格闘王」などと言われていました。
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その前田が講演会をするとあって、何か面白い裏話が聞けるかもしれないと思い友人と共に講演会に赴きました。
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講演会では、思っていたような裏話はありませんでしたがいくつか気になった発言はありました。
一つは長州のことを「ゆうだけ番長」と揶揄していたことです。これは漫画の「夕焼け番長」に引っかけているのですが、当時長州が新日本プロレスで「世代闘争」を訴え、猪木達旧世代に闘いを仕掛けそれを尻切れトンボに終わらせたことを批判した発言です。前田は言い出したからには、トコトンやれと言いたかったのだと思います。

もう一つは、聴衆の1人からの質問に対しての前田の解答です。
「前田さんが、客観的に見て誰が最強ですか。」という質問に対して
「よく客観的にとか言うけど、客観なんて主観のありようなんだよ。客観的に見るなんてないんだよ。」と即答したのはスマートだなと感心したものです。
こうして講演会は終わったのですが、驚いたのはこの何日か後に大スポ(東スポ)の一面に「前田新日本永久追放!」という記事が載ったことです。
試合中に前田が、長州の顔面を背後から蹴って怪我をさせるという事件を起こしたためです。
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私はその時に講演会の前田の発言をすぐ思い出しました。
あの時長州を「ゆうだけ番長」と批判していた前田の長州に対するくすぶった気持ちが悪い形で、出たんだなと思いました。
後年前田は、「長州さんと熱い試合がしたかっただけ。」と発言し故意に怪我をさせたわけではないと弁明していました。
本当のところは、本人にしか分かりませんが、業界を揺るがした大事件につながる発言を聞けたという意味では貴重な講演会でした。
なおかつその講演会を立命館の以学館で聞けたのは、感慨深いです。
講演会を企画してくれたプロレス同好会に感謝します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。